ストレッチで歪みが直らない方はトレーニングをしなさい!?
横浜市南区井土ヶ谷にあるプライベートジム、小松パーソナルトレーニングジム代表の小松弘和です。
目次
ストレッチで歪みが直らない方はトレーニングをしなさい!?
歪みは美しい身体を目指す方にとって大敵です。歪みが改善されればそれだけで身体の各サイズはすっきり改善されます。これは整体やマッサージ店の広告の、使用前・使用後の写真を見るとよくわかりますよね。
またセルフエクササイズとして、よくTVや雑誌で歪み矯正のためのストレッチが紹介されています。このストレッチも効く方と効かない方がいるのをご存知でしょうか。
今日は歪み矯正ストレッチをやっているのに、いまいち効果が出ない!という方は必見の内容です。
ストレッチで歪みが矯正できる方
筋肉がまだ弱っておらず、歪みを引き起こしている原因の筋肉が固くなっているだけであれば、ストレッチをすることで対象の筋肉が緩めばすぐ元に戻ります。
20代前後の方や、一時的に姿勢が乱れているだけの方ですね。ただし、ストレッチも伸ばしすぎると筋肉を痛めてしまう場合もありますので、伸ばす強さには注意が必要です。
基本的には痛気持ち良い程度とされていますが、
人によって痛気持ち良いの度合いが違います
ので、意外と正しくストレッチを行なうのは難しいですね。
ストレッチで歪みが矯正できない方
その歪みが年代物(数年から数十年)で、アンバランスが原因で使われなくなった筋肉が弱ってしまっている方は、ストレッチのみでは歪みを矯正するのは難しいかもしれません。
たとえストレッチで固くなった筋肉を一時的に緩めても、筋肉が弱っているとすぐ元に戻ってしまいます。整体やマッサージで一時的に良くなっても、しばらくしたらまた元の身体に歪んでしまう方はこのパターンです。
例えば女性に多い猫背の方は、首・肩・胸周辺の上半身の前側の筋肉が縮みながら緊張しています。逆に背中側の筋肉は引き伸ばされながら緊張してしまっているパターンが多いですね。
様々な方法で前側の筋肉を緩めても、背中側の体を支える力が失われていますと、やはり体は慣れている楽な方の猫背にしておこうか、となってしまうわけですね。
*実際は上半身と下半身の差・左右差・姿勢の癖・動きの癖等がそれぞれ人によって違いますので、もう少し複雑になります。
ストレッチで歪みが矯正できない方の根本的な解決策
ずばり!根本的な解決策はトレーニングすることです。先程の猫背の例であれば、手始めに背筋を鍛えると良いでしょう。間違っても胸を鍛えてはいけませんよ!余計に猫背が強化されてしまう可能性がありますので。
トレーニングが続かない方は、いきなりあなたにとってきついトレーニングやってしまっているのかもしれません。歪みを矯正するのに、基本的にはきついトレーニングをする必要はありませんよ。
もしトレーニングしてみてどこかに痛みが出てしまう方は、歪んだ身体をまずは整える必要がありますよ。最初に痛みなく動ける身体にするということですね。
トレーニング前に歪んだ身体をまず整えてから
いざ運動してみても、効率良く身体が動かせなければ、中々改善へと繋がっていきません。関節の動きが引っかかったり、痛みが出たり、特定の筋肉が動かない、今は必要ない筋肉に邪魔される等…頑張っているのにもったいないですよね。
ちなみに自分は自主トレ前に毎回筋骨格矯正、その他諸々の身体調整を実施してます。いわゆるウォーミングアップ含め30分くらいでしょうか。これは毎回のトレーニングの成果を確実にするために行なっています。
一般の方と自分のトレーニングの一番の違いは、トレーニング前に身体を整えるかどうかですね。トレーニング技術の違いもありますが、整えるのと整えないのとではトレーニング効果に雲泥の差が出ます。
誰しもが体調を一定に保つのは至難の業
その日の身体の歪み具合や疲労具合は、その時々によって違います。めちゃめちゃ疲れているときもあれば、意外と調子良い時もありますよね。
仕事や家庭における社会生活を営む人間ですから、誰しもが体調を一定に保つのは至難の業ですよね。
調子の悪い時に身体調整をして、身体の歪みを整えてからトレーニングができれば、疲れていても気持ちよく身体が動きます。そうすれば毎回良いトレーニングが出来ますので、自ずと成果もついてきます。
もちろんパーソナルトレーニングのクライアント様にも、必要に応じて様々な身体調整を施します。これは運動するだけでどんどん成果が出てしまう身体に一時的に近づける、というイメージです。
腰痛持ちのクライアント様のケース
仕事柄、今まで深刻な腰痛をお持ちのクライアント様を数多く見させていただきました。腰痛はやっかいですよね。何よりあの痛み。自分も過去に経験がありますが、あの神経に触れる痛みは失神するほど痛いですよね。
例えば腰が痛い方であれば、トレーニング前に腰の痛みが出ないように身体調整を施してからトレーニングすれば、腰周辺の血行不良も改善されて腰が軽くなることが、その日のトレーニングの最中から実感できるでしょう。
腰椎すべり症の方でもヘルニアの方でも、身体のバランスを改善すれば必ず痛みはトレーニング初日から軽減できます。これは多くのクライアント様で実証済みです。
別にパーソナルトレーニングでなくても、上手く動くことが出来ればトレーニング中に明らかに腰が楽になります。さらにトレーニングを継続すれば、腰に負担の掛からない良い動きを身体が覚えてくれます。
動作中痛みがあったり、明らかに鍛えたい場所に効いている感覚がなければ、効果は出にくいですね。最悪悪い動きを繰り返して、それが癖になってしまうと、余計に痛みは悪化していきます。
腰痛の場合は大抵腹筋下部やお尻の筋肉が使えなくなっています。使えない状態で無理をすると、余計に腰に負担がかかるのは当たり前ですよね。使えない状態の筋肉を腰がかばって守ってくれているのですから。
逆に腰が周りの筋肉にかばわれているパターンもありますので、注意が必要です。その場合は身体調整とトレーニングの処方が変わります。
歪みを直すトレーニングで結果を出すために
歪みを直すトレーニングで成果を上げるためには、まず継続すること。そしてその次に考えなければならないことは、いかに効率良く身体に必要な刺激を与えるかです。それが目標達成へのスピードを早めることに繋がります。
すなわち鍛えたい筋肉への刺激と、動きの癖を改善するための脳への刺激が必要です。
まとめ
必ずしもあなたの今の歪みを、全て直す必要はありません。
しかしその歪みが身体の痛みや気に入らないボディシルエットになってしまっている原因であれば、歪みを改善することでもっと明るい未来を手にすることができるかもしれません。
実際整体やマッサージ・ストレッチで歪みが直って、関節痛や体調不良が治る方もいらっしゃいます。しかし、上記のことを続けているのに中々歪みが直らない方は、根本的な解決のために筋肉を鍛える必要があるかもしれません。
このことに気付くだけでも無数にある選択肢が大幅に減らせます。そうすれば自ずとあなたに合った解決策に出会えるでしょう。諦めずにあなたに合ったものが見つかることを、陰ながら祈っております。