ダイエットコラム腕トレーニング−魔法のトレーニングなんて本当にあるの!?
2016/11/15
横浜市南区井土ヶ谷にあるプライベートジム
小松パーソナルトレーニングジム代表の
小松弘和です。
インスタグラムのダイエット+ボディメイクコラムを改訂再投稿致します。
目次
腕トレーニング完了。直感法の日。
腕トレーニング直感法の日でした。直感でスーパセット法で刺激しよう、ということで上腕二頭筋と上腕三頭筋のスーパーセット法合計7セットで締めました。バーベルはバーのみ20kg、ダンベルは6kg以下、ケーブルは10kgでコントロール重視でした。効率良く関節に優しく筋肉に強烈な刺激を与えることが出来ました。
スーパセット法とは?
スーパーセット法とは2種目のトレーニングを交互に行なって1セットとするトレーニング法です。ということは14種目を腕に対して実施したということになりますね。貸切プライベートジムならではのメニューです。
一般のジムでスーパーセット法を自由に実施したら複数の器具・トレーニングマシーンを独占しますので、スタッフや周囲の利用者の方に怒られてしまいます。混雑していたらなおさらご法度です。さらに他人の目を気にすると、無意識に集中力がかなり落ちますので良いことないですね。
スーパーセット法のメリット
スーパーセット法のメリットは簡単に言うと、神経系の相互作用によってより筋肉に刺激を与えやすくする、といった感じでしょうか。モーターユニットの活性化を促す作用の他に、連続で2種目を次々に行なうので心拍数が上がりやすく、消費カロリーも増大しますのでダイエットにも使えますね。
スーパーセット法のデメリット
逆にスーパーセット法のデメリットは連続で2種目をやるので疲労しやすく、トレーニングが雑になりやすくなります。フォームも崩れやすくなります。よって、より高い技術と集中力が必要とされる点でしょうか。
雑にやって単なる有酸素運動になってしまうと、せっかくのメリットが打ち消されてしまいます。残念ながら単なる有酸素運動になってしまっている方も多くお見かけ致します。
魔法のトレーニングなんて本当にあるの!?
題名を見てここをお読みになっている方、申し訳ありませんが、スポーツもボディメイクも魔法のトレーニングなんてありません。厳しいようですが探すだけ時間の無駄です。特にダイエットに関しては、魔法が本当にあるように思わされている方が非常に多く見受けられます。TV等の影響でしょうか?
ただ、結果が出せるトレーニングはありますのでご安心を。あとはそれを効率良く行えるかどうかです。
東大に入るのに魔法はないですが、なにをやれば合格できるかは存在していて、それを効率良く勉強する方法ならある、みたいなイメージでしょうか。
結果が出せるトレーニングでも結果が出ない理由
何をやっても結果が出ない!という方は、結果が出せるトレーニングを正しくやっていないか、結果が出ないトレーニングを延々実施している可能性がありますよ。あなたのせいではないかもしれません。
結果が出ないトレーニングのケーススタディ
これは二の腕を引き締めたいのに、二の腕のストレッチを延々やっている等、手段と目的が明らかにズレてしまっているパターンです。筋肉の引き締めと関節の柔軟性の相関関係は通常そんなに高くありませんので。
雑誌等に載っているものを安易にそのまま実施してしまう、意外とこういう方多いので馬鹿にできません。
ちなみにストレッチも有効活用すれば充分他の目的の結果(関節柔軟性向上等)は出せますが、ストレッチ単体で筋肉を引き締めようとするのは、非常に効率が悪いのでおすすめ致しません。
結果が出せるトレーニングを正しくやっていない場合のケーススタディ
例えば二の腕を引き締めるのも腕を太くするのも、コツは腕だけ使うことです。
あるクライアント様の一例を紹介致します。二の腕引き締めに効果的なある種目を実施した際に、二の腕を引き締めたいのに手に力が入り過ぎて、手の指の引き締め運動になってしまっている、なんてことはパーソナルトレーニングの現場ではザラです。
そして二の腕を引き締めたいのにどうしても自力では手の力が抜けない、手の形が左右違う、左右の肩甲骨がずれているがその根本的な原因は骨盤のねじれだった。その場合骨盤のねじれを修正しないと結果的に二の腕が引き締まらない、なんてことも現場では日常茶飯事です。
自分の癖に自分で気づくのは非常に難しい
当ジムのクライアントの皆様はよくお分かりになると思いますが、自分でお気付きになられる方はなかなか居りません。無くて七癖なんて言葉がありますが、長く人生を生きる程、そんなものではない数の動きの癖が身体に形成されていきます。大抵無意識レベルになっているのでかなり厄介です。
良い動きの癖であればどんどん良くなりますが、悪い動きの癖であればどんどん悪くなっていきます。皆様御存知の通り、その結果様々な身体の歪み・不調・痛みとなって現れてきます。
プロスポーツ選手でさえスランプになったり、パーソナルトレーナーをつけて定期的に指導されているくらいですから、一般の方はなおさら、ということですね。パーソナルトレーナーをつけてもスランプのまま引退、なんて選手もいらっしゃいますので、トレーナーの質も大事です。それだけ動きの癖を直すのはプロのトレーナーにとっても難しいとも言えますね。
ダイエット・ボディメイクのコツは全身同じ
もちろん目的によってアプローチ方法は異なりますが、ダイエット・ボディメイクにおいてはコツは全身同じです。筋肉を付けたい・引き締めたい場所だけ効率良く使うこと。そしてやはりそれが難しいので、なかなか自己流でダイエット・ボディメイクできる方がいないのではないでしょうか。
ちなみに前述した「二の腕引き締めのコツは腕だけ使う」のような表現は、例えるならば足を早くするには脚を早く動かしなさい、みたいなシンプルかつ抽象的表現ですね。しかしあまりにシンプルなので軽く見てしまい、ここを間違えてしまうとやはり結果は出ません。
脚を早く動かすために陸上のトレーニングではミニハードルを使ったりラダーを使ったり、はたまたバーベルを使ったりと、様々なアプローチがあります。このようなアプローチ方法は複雑かつ具体的なものですね。
これ以上書くとプロのパーソナルトレーナー向けになってしまいますのでこの辺で。この話もっと知りたい!というクライアント様はセッション時にご質問下さいね。
大事なことは結果が出せるトレーニングを正しく行なうこと
身体の不調改善やダイエット・ボディメイクも同じです。身体の鍛えたい・締めたいところだけを効率良く使えるようになるために、必要なトレーニングを様々なアプローチで出来るようにするだけです。大事なことは、結果が出るトレーニングを正しく行なうだけ、です。
結果が出せるトレーニングの見極め方
プロの目からメディアを見渡すと、結果が出ないトレーニングが巷には溢れておりますのでご注意下さい。もっと突っ込めば、手段と目的がズレているのに気付かずに紹介しているケースが多いのでは。
ちなみに素人目では結果が出せるトレーニングでも、正しく出来ているかどうかそうでないかは、まず区別がつきません。全く同じに見えます。プロのパーソナルトレーナーでさえ区別できていない方も多くいらっしゃいます。そんなトレーナーではクライアントの望む結果が出ないのも当然です。
結果が出せるトレーニングは1セットやったその瞬間から身体が変化しますので、すぐ体感があります。全部終わったあと、ではなく1セットやったその瞬間から、です。
ターゲットが引き締まった感覚や、身体が軽くなる、痛みが半減する等々ですね。全く痛みがなくなってしまうなんてことも良くありますね。これは動きの癖が痛みの主原因であることが条件の1つである場合ですが。
トレーニングを1セットやったその瞬間から身体が変化するかどうか、それが結果が出せるトレーニングを正しく出来ているかを見極める目安です。そんなトレーニングを継続できていれば、結果が出て当然ですよね。
動きが変われば人生も変わる!?
余談ですが、いちパーソナルトレーナーとしては、実際に本物のトレーニングを体験していただいて、圧倒的な違いに感動していただけた瞬間が何よりの喜びの瞬間ですね。最初の一歩を踏み出しただけなのですが、その方にとって正に人生における1つのターニングポイントとなる一歩の瞬間に立ち会えた喜びです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、何をするのにも人間の活動と動きは切っても切れない関係にあります。日常生活・スポーツ・仕事・音楽・勉強等々、全て身体が動くことで行なわれます。動きが変われば全ての活動が変わり、全ての活動が変われば人生も変わる可能性、ありますよね。