ダイエットトレーニングコラム−プロが教えるパーソナルトレーナーの身体調整と一般的な整体との決定的な違い
2016/12/06
横浜市南区井土ヶ谷にあるプライベートジム、小松パーソナルトレーニングジム代表の小松弘和です。
目次
ダイエットトレーニングコラム−プロが教えるパーソナルトレーナーの身体調整と一般的な整体との決定的な違い
脚トレーニング完了。内転筋メイン。
脚のトレーニングは内転筋メインでした。内転筋上部→下部→大臀筋上部→中臀筋含む臀部全体で締めました。
本日の脚のトレーニングメニュー
内転筋
バーベルワイドデッドリフト40kg、プリエレッグプレス50kg、ブルガリアンスクワット自重、ダンベルフロントランジ5kg×2、ワイドレッグプレス内転筋狙い50kg。
大臀筋
ダンベルヒップリフト10kg、背筋台リバースレッグレイズ自重、ウォーキングランジ自重。
トレーニング直後、筋肉に効きすぎて歩き方が変になる位までやって終了です。1時間ジャストでした。今日は敢えてあまり細分化してやってませんが、これはこれで刺激のバリエーションとしてはアリですね。
どうも今日はトレーニングをする気がしないなあ
トレーニングを定期的に行なっていくと、やる気が起きない・モチベーションが低い日が必ず来ます。皆様も「どうも今日はトレーニングをやる気がしないなあ」という日が訪れた経験はあるのではないでしょうか。
自分もこの日は疲労が溜まっていたせいか、正直しんどかったです。こんな時でもトレーニングの質を保てるかどうかが、効果を出し続けるのに大事ですね。
自分は必ずトレーニング前に身体調整を30分ほどかけて行なって、歪みを整えて動きやすい状態を作ります。風邪等の余程の体調不良でない限りは、この身体調整で身体の調子は整ってしまいます。
ほとんどのパーソナルトレーニングのクライアントの皆様は御存知の通り、身体調整を施してからトレーニングを行なえば、その日の体調・コンディションにあまり左右されずに、しっかりとトレーニング効果を出すことが出来ます。
やはりトレーニングの効果を出すために大事なことは、質の良いトレーニングをどれだけコンスタントに続けられるか、ですからね。これが出来れば最短で目標を達成することも可能です。
プロが教えるパーソナルトレーナーの身体調整と一般的な整体との決定的な違い
一番の違いとしては、パーソナルトレーナーの身体調整はトレーニングの動きを良くするために調整をするという点でしょうか。もっと言えば、身体の動かし方の再教育・弱った筋肉の活性化を促します。
ちなみに当ジムの身体調整を受けたクライアント様の感想で最も多いものは、「身体が見違えるほど軽くなった」というものです。身体の歪みが整った上に、その方の普段使えていない筋肉が活性化している状態ですから、こちらとしては当然の結果です。
一般的な整体の目的
一般的な整体は、一時的に歪みを整えて痛みを軽減させて、楽な状態に戻して帰っていただくことを目的にしています。とにかくその場で不快な痛みをなんとかして欲しい!という方は目的に適うかと思います。
パーソナルトレーナーの身体調整の目的
パーソナルトレーナーの身体調整は、さらにその先の元に戻ろうとする歪みを、身体の動かし方・筋肉を効率良く鍛えて「根本的に直すトレーニングのため」に行ないます。個人的には根本的に身体を改善したいという方は、トレーニングをした方が時間的にも金銭的にも効果的にも、効率が良いかと思います。
実際には関節痛改善のため、特定の部分痩せ、弱った筋肉強化のための調整と、目的によって調整方法が変わります。
ちなみに直すという漢字を敢えて使っている理由ですが、元に戻すという意味合いを込めて「治す」ではなく「直す」と表現しております。動きからくる慢性的な痛みは病気ではないですからね。大阪のトレーナーの大先生の書籍の受け売りですが。
関節痛がある方への身体調整は、まず痛みを明らかに軽減させるために
関節痛がある方への身体調整は、関節を滑らかに動かせるように、そしてトレーニング中に力を出しやすくするために行ないます。基本的に関節痛がある方には、痛みを明らかに軽減させてからトレーニングに入ります。
当たり前のことですが、力が入らない状態でトレーニングしても効果が薄いですし、痛みがある状態でトレーニングしたら余計痛みは悪化します。最悪の場合痛くなる動かし方を繰り返し行なうことで、悪い動きをさらに強固に癖づけてしまうことも。
動きに痛みがあっても良いパターン!?
リハビリの初期段階で、患部周辺組織の癒着を緩和・防ぐために動かすのであれば、痛みも仕方ありません。かなり痛いですが。しかし、そうではない場合は、痛いのを我慢して無理矢理動かすことは自分は推奨致しません。
痛みは関節に無理がかかっているサインですので、無視し続ければ関節に悪いですし、なによりその痛みを伴った運動が嫌いになってしまいます。身体を動かさなくなると、余計に関節を支える筋肉が衰えて痛みが増強します。悪循環ですね。
ボディメイク・部分痩せのための身体調整は苦手な部分を使えるようにするために
ちなみに女性のクライアント様に多いのが、ヒップアップしたいのにヒップに効かないというパターンですね。頑張れば頑張るほど他の部分ばっかり効いてしまいます。もったいないですね。
そういう場合は身体調整でまず体の歪みを整えて、骨盤の動きを理に適った動きにしてからトレーニングに入ると、お尻の筋肉もようやく重い腰を上げて動き出します。
身体調整をご希望されないクライアント様にはトレーニングだけで対応させていただきますが、長い目で見ると身体調整を施してからお尻を再教育した方が、結果的に早くヒップアップ出来る傾向にありますね。
誰でも出来る身体調整の初歩の初歩
一番初歩でオススメなのは基本的なウォーミングアップをきちんとする事ですね。実際にはトレーニング前にウォーキングや自転車を10分程漕いで、心拍を上げて筋肉の温度を上げます。
じんわり汗をかくまで身体を温めるだけでも、身体の動かしやすさは多少違います。面倒ですけどね。これも広義では身体調整の一部と言えます。
意外とトレーニング上級者の方でもキチンとやっている方は少ないのですが、やってみると長期的なトレーニング効果に差が出ますよ。