不愉快で慢性的な腰痛持ちの方の背中のまずい使い方の一番簡単な改善方法
2017/01/12
横浜市南区井土ヶ谷にあるプライベートジム、小松パーソナルトレーニングジム代表の小松弘和です。
目次
不愉快で慢性的な腰痛持ちの方の背中のまずい使い方の一番簡単な改善方法
背中トレーニングの日。背中上部外側メイン。
背中のトレーニングは背中上部外側メインでした。
背中上部外側→背中上部内側→背中下部外側→背中中部外側の流れで締めました。
背中上部
ラットプルダウン37kg3パターン、ローロウ大円筋狙い37kg2パターン。
背中下部
バーベルドリアンロウ40kg、トップデッドリフト40kg2パターン。
背中中部
ローロウ35kg3パターン。
全11種目で所要時間1時間5分でした。背中はたくさんの筋肉がありますので、より高い技術が要求されます。なので難しいですが、上手くトレーニングできればボディメイク的にもダイエット的にも効果的です。
背中は美しいシルエットに多大な影響を及ぼしますし、大きな筋肉ですので基礎代謝向上にも大いに関わります。やりがいがありますね。
トレーニングコラム−不愉快で慢性的な腰痛持ちの方の背中のまずい使い方の一番簡単な改善方法
今回は重要なのにあまり世間では知られていない、悪い動きが原因の場合の慢性的な腰痛の改善方法をお伝えします。
背中はたくさんある筋肉の数だけ、コントロールの仕方が変わります
慢性的な腰痛持ちの方は、大抵背中の使い方が不適切である場合が多いです。大事なことはまず背中の各筋肉の使い方を学習すること。そしてできればその後にトレーニングに入ることですね。
背中のたくさんある筋肉の数だけ、コントロールの仕方が変わります。パーソナルトレーニングでも必ずそこからスタートします。
腰痛改善の最初の一歩
まずは背中を上下に2分割してコントロールできるように練習しましょう。極々簡単に表現すれば、胸を張ることと腰を反ることを別々に出来るようにするということですね。この2つの動きをとっても、人それぞれ色々な癖をお持ちです。
慢性的な腰痛持ちの方の背中の使い方
例えば慢性的な腰痛持ちの方の背中の使い方は、上記2つの動きが一つになってしまっていることが多いですね。胸を張ろうとすると腰を異常に反ってしまう=腰を使わなくても良いところで、強制的に腰を使っていたり・・・逆もまた然りです。
これではすぐ腰が疲労してしまって、痛みを誘発しやすくなってしまいます。筋疲労性の腰痛パターンですね。この他にも腰痛だけで何十種類もの動きの癖がそれぞれ存在します。
背中のまずい使い方の一番簡単な改善方法
非常にシンプルにお伝えします。椅子に座った状態で
- 腰を動かさないように胸を張る⇔丸める。10回。
- 胸を動かさないように腰を反る⇔丸める。10回。
どうでしょうか。上手く出来ましたでしょうか?意外と難しいという方もいらっしゃることでしょう。
上手く出来れば腰痛はその場で軽減します。その場合は1日10回2セットを毎日行なうことで、少しずつ癒着した2つの背中の動きが分離、改善していきます。
動作中痛みが出るようであれば、無理をしないで下さいね。組織の癒着が強いのに無理やり動かすと、余計腰を痛めてしまいます。その場合は運動前に身体調整をして、身体の各組織の癒着・動きの癖を解く必要があります。
根本的解決のためには
さらに動きが痛みの原因の場合、効率の良い根本的解決のためには、その癖に応じたトレーニングをする必要があります。そうすることで昔の悪い動きの癖を徐々に除去することが出来ます。
そうすれば不快な腰の痛みともおさらばできますね。
さらにその先へ
そしてそれが出来たら必要に応じて背中を3分割→4分割→6分割→9分割→etcと進めていきます。もちろんどこまでやるかは、その方の目標次第です。
しなやかに動いている方は自然とできていることですが、身体にお悩みがある方は必ずどこかに問題があります。
まとめ
ジムに着いてすぐに、バーベルやマシンを握ってトレーニングに入るのはオススメできません。質の低いトレーニングになってしまうと、質の低い結果しか出ませんので。
できれば今回ご紹介した身体の動かし方を、背中のトレーニング前にも行ないましょう。動きとしては初歩の初歩ですが、トレーニングの効果をさらに押し上げることが出来ますよ。意外とこの部分を意識してトレーニングしている方は少ないです。もったいないですよね。
今回は数ある腰痛の1パターンの簡単な改善方法をお伝えしたので、これで改善が見られない場合は違う原因が考えられます。もしも痛みが悪化するのであれば、くれぐれも無理なさらずに。
筋肉は治りが早くても、関節は治りが遅いですからね。ご自分の身体を大切に扱うことも、大事なトレーニングの原則の1つですよ。