日本ライフセービング協会の心肺蘇生法講習会に参加してきました。

2016/12/19

横浜市南区井土ヶ谷にあるプライベートジム、小松パーソナルトレーニングジム代表の小松弘和です。

先日日本ライフセービング協会の心肺蘇生法講習会（BLS）に参加してきました。別にライフセーバーを目指しているわけでもなく、パーソナルトレーナーとして必要なCPR＋AED＝心肺蘇生法の習得のための講習会でした。

パーソナルトレーナーの認定資格の多くは、基本的に心肺蘇生法の習得が義務付けられています。クライアント様がパーソナルトレーニング中に万が一の事態に陥った場合に、早期に適切な対処ができる事で生存率を大幅に上げる事ができますので。

小松パーソナルトレーニングジムでも、パーソナルトレーニング中の安全対策は常に万全にするように心がけております。心肺蘇生法はその一環です。

自分はNSCA−CSCSというアメリカ発祥のトレーナー資格の2・3年の更新時期の度に、いろいろな団体の心肺蘇生法の講習会に参加してきました。どの団体でも毎回受講するたびに、心肺蘇生法のやり方がより効果的な方法に改善されていますので、新しい発見があります。

また主催する団体によって、それぞれ正確に心肺蘇生法を実施することを重視するところや、とにかく怖気づかないで心肺蘇生法を実践出来る方を増やすことを重視するところなど様々です。

今回の講習会はライフセービングの団体ということで、高校生から大人までの幅広い年齢層の方々が受講していました。インストラクターの方が非常に熱意のある方で、和気藹々としながらも締めるところは締めるといった感じで、過去一番と言っていいほど楽しく学ぶことが出来ました。

余談ですがやはり自分は職業柄、心臓マッサージ、すなわち胸骨圧迫も運動の一種ですので効率の良いやり方を考えて実践したり、他人の動きの癖が目についたりしてしまいますね。

特に女性は力任せではなかなか胸骨圧迫に有効な力を出せませんので、身体全体をうまく使う必要があるかもしれません。成人に対する心臓マッサージは、皆様のイメージよりも意外と力が必要ですので。

自分はまだ実際の命の現場に立ち会ったことはありませんが、できれば生涯心肺蘇生法を使う機会がないことを祈っています。しかし仕事中の安全対策のためだけでなく、いざ自分の目の前で誰かが危機に瀕していたら、迷わず実践できるように準備だけはしておきたいと思います。

心肺停止状態になってどれだけ早く心肺蘇生法を実施できるかで、生存率を何倍も上げることが出来ます。理想はこの世に生きる人全員心肺蘇生法ができることですよね。

難しく考えずに心肺蘇生法ができる。それだけで落とさなくても良い命を救えるのなら、ということです。

もし皆様も興味がありましたら、自分の大切な人を守るための技術としても、心肺蘇生法の講習会を受講されることをおすすめ致します。良い講師の方に巡り会えれば講習会自体も楽しいですよ。